PLAMO再入門 「塗装ブースと換気Ver2.0
(窓用換気扇+押し出し型塗装ブース)」

 
▼換気方法を見直す
 窓枠に換気扇を置く吸い込み型の塗装ブースを使っていたのですが、塗装ミストは除去できたのですが、
 塗料の匂いを取ることができず、家族から不評だったので、改良することにしました。
 
 前回も構想はあったものの、窓用換気扇が近所で売っていなかった為、妥協してしまったので、
 今回は窓用換気扇と塗装ブースのダブルで、換気することにしました。
 
 木枠を作り、20cm換気扇を2つ(1つが換気用、1つが吸い込み型塗装ブース)設置しようかと
 最後まで悩みましたが、窓用換気扇のフレームを生かして、窓用換気扇と押し出し型の塗装ブースに
 することにしました。換気扇が2個並んでいるのは、少し怪しげかなと思いました。
 
▼今回の材料
 ・窓用換気扇 OHM製「VW-20」羽根径20cm
 ・台所用換気扇 森田電工製「MX-20KF」羽根径20cm
 ・ダンプラ(ダンボールプラスチック)2mm厚
 ・アルミダクト(口径100mm)
 ・エアコンキャップ(口径100mm)×2個
 
▼作り方

 1.窓用換気扇の設置
   窓用換気扇は説明書通りに設置すれば良いので簡単です。
   購入したのは、OHM製「VW-20」で羽根径20cmのものです。窓用換気扇は標準で
   1100mmの高さの窓のものが多いのですが、この「VW-20]は1200mmまで対応しているので、
   追加で延長パネルが不要ということで、この機種を選びました。設置する窓の高さが
   1200mmなので、この点を考慮しました。この窓用換気扇のパネル部分を開口して
   エアコンキャップをつけます。

 
 2.塗装ブースの作成
   塗装ブースを押し出し型で作ってみることにしました。
   押し出し型は手元の塗装ブースにファンがついたものを排気ダクトで屋外へ
   排出するタイプで市販品はこのタイプのものが主流です。卓上の設置スペースを
   とることと、吹き戻しが発生しやすいのがデメリットになります。


(押し出し型)

 
   塗装ブース部は「ダンプラ」の2mm厚を使い、接着には「ホットボンド」を使って、
   形を組んでいきます。換気扇は前回購入した森田電工製「MX-20KF」を使います。
   不要な背面シャッターなどの余分なパーツは外します。換気扇を置くとちょうど良い
   角度で傾斜してくれますので、これをそのまま生かして作ります。
 
   まずは、吹き戻ししないように換気扇と排気ダクトにつながる部分を排気が
   スムーズに流れそうな形状にして接続部を作り、エアコンダクトをつけます。

   次に塗装ブース部を作ります。
   机の上が狭いので、塗装ブース上部に物が置けるようにデッドスペースを生かす
   (たいした面積ではありませんが・・・)ことと、気やすめ程度で上部のみですが、
   ブースから塗装ミストが戻らないようにしてみました。

 
 3.アルミダクトの接続
   エアコンキャップ同士をアルミダクトでつなげれば完成です。
 
▼使ってみて・・・
  やはり吹き戻しがありました。
  羽根径20cmに対してアルミダクト10cmなのが原因だと思います。
  15cmの羽根径ぐらいでちょうど良かったのかなと思います。
  吹き戻しを押さえるのに、穴の開いたパンチングボードをセットして使うことにしました。
  これで吹き戻しもほとんどなくなり、快適に使えるようになりました。
  窓用換気扇と塗装ブースのダブルの換気で匂いも気にならなくなりました。

 
  塗装ブース上部に作ったスペースは、パーツの乾燥に便利です。

 


 

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