PLAMO再入門 「簡単塗装方法(簡単フィニッシュ)」
今回作成した「シャア専用ザク」のように塗装しなくても、ほぼ色わけがされている場合には、
すべて塗装しなくても、簡単に塗装したように見せる方法があります。
それは、つやありの「クリアー」とつやなしの「つやけし」を使います。
缶スプレーでもエアブラシでもかまいません。
塗装しない完成品をよく見ると耐水ペーパーで削ったところと削っていないところでツヤがちがうのがわかります。
このツヤを統一することで作品の質があがります。
まずは、つやありの「クリアー」を吹き付けます。乾いたところで、「デカール」を貼っていきます。
エナメル塗料でスミ入れを行います。手足などのピンクには「グレー」、その他には「黒」を使ってみます。
溶剤で薄めますが、数滴のエナメル塗料に溶剤をだいぶ入れるイメージ(10倍程度)で薄めます。
薄めたものを、スジ部分に塗るというか、ちょんと置くと毛細管現象で、スジ部分を勝手に伝わっていって
くれます。はみ出たところは、溶剤をつけた綿棒でふき取っていきます。
乾いたら、つやなしの「つやけし」を吹き付けて完成です。マスキングもしないので、簡単にできます。
最終的につや消しにするのに、なぜ、クリアーを吹くのかというと「クリアー」の上の方がデカールの食い付きが
良いのと、スミ入れをエナメル塗料でするので、プラスチックの割れ防止ということになります。
「つやけし」の状態でスミ入れをすると塗装面に、にじんでしまい拭き取りがしずらく汚くなってしまいます。
「デカール」といえば、必要な部分を切り取り、水に浸して剥がれかけたものを貼り付けるもの(水転写)だと
思っていたのですが、付属のものは、ドライデカールといい、ボールペンなどで、こすりつけて転写させる
インスタントレタリングと同じものになっていました。竹串がちょうどいい堅さで使いやすいです。
位置がずれないようにマスキングテープで固定してから転写させましょう。
余白が気にならないところが気にいりました。
右側は昔からある水転写のデカールです。余白があるのがわかると思います。
デカールはハサミで切ると、バラバラで使いにくいので、カッターで紙1枚切るイメージで切るようにして
使うとバラバラにならずに、管理もしやすく、水の染み込む時間も早くなるので、おすすめです。